柚子胡椒の主役は
柚子。
店頭で売っているものでも、ご自分で収穫したものでも柚子であれば問題ありませんが、できるだけ新鮮で、傷の少ないものが良いです。
緑の濃い物と黄色い物とで味が少し違います。
柚子胡椒のもう一つの主役が
青唐辛子。
我が家でも最近は育てるようになりましたが、今年は別の苗の陰になって大きく育てられませんでした。
一度収穫した後も、次々に実が付きますので、試しに自宅で栽培してみてはどうでしょう。さほど難しいものではないようです。
市販されている青唐辛子は、中には赤い物もありますがあれは収穫が遅れると赤くなるだけで、同じものだろうと思います。しかし、色合いを考えると青唐辛子をおすすめします。
ちなみに、昨年赤い唐辛子を買って作ってみたのですが、辛みがきついような気がします。

くれぐれも、乾燥状態の唐辛子を買ってこないように。
生の唐辛子じゃないと、柚子胡椒は作れません。

まずは
丹念に洗います。余計な水分が入ると味が落ちるので、ざるに上げて水気を取ります。
柚子は自身の棘で実に傷を付けてしまうものなので、傷が入っているのが一般的です。あまり神経質になるのもどうかと思いますが、お写真のように、傷の部分ができるだけ入らないように作業しています。

また、
皮は出来るだけ薄くむきます。
白い綿の部分は味を落とす上に、何より、保存に適さないとのことです。
ちなみに今年は、柚子を親戚宅にて9キロほど収穫しましたが、皮は、1.15キロしかありませんでした。

青唐辛子は、柚子に比べて必要量を揃えるのが難しいので、我が家では、手に入るとこうして冷凍保存しています。
冷凍保存する場合は、適当な大きさに切り、
できるだけ種を取り、規定の(25%)塩を入れておきます。
小さい青唐辛子はなかなか種を取るのが大変なので、無理して取らなくても大丈夫です。

青唐辛子を触る時は、しっかりした
ゴム手袋と
マスクの着用が必須です。そうしないと、痛い目に遭います。手に少しでも成分が残っている状態で、皮膚の弱いところを触れると、本当に「痛い」ですよ。くれぐれも注意。また、マスク無しで辛み成分を吸い込むと、咳き込んでしまい、こちらも「痛い」です。

柚子の皮、青唐辛子をそれぞれ、
フードプロセッサー
などを使って、細かくします。(冷凍保存していた場合の材料には塩が入っていますが、普通は塩の入っていない状態で細かくします。)
どの程度の大きさにするかは、お好みで。我が家は多少大きめかもしれません。
さて、細かくなった柚子の皮と青胡椒にそれぞれ25%の塩を入れましょう。



塩を入れることによって、しっとりとなじんできました。
どちらもよく混ぜた状態で準備しておかないと、味にばらつきが出てしまいます。

この段階で、初めて、柚子と青胡椒が出会うというわけです。
柚子は、青い柚子も黄色い柚子もそれぞれに美味しいのですが、こうして
柚子胡椒を作っていると、ある程度黄色い柚子の方がきれいだなぁと思います。味もまろやかに感じられます。

よく混ぜ合わせてできあがり!
まだ混ぜ合わせたばかりなので、なじんでいません。
これから容器に詰め、
冷蔵庫で寝かせて、少なくとも一週間から二週間はおかないと、味が落ち着きません。

基本的に
冷凍保存がベスト。塩分が入っているので、味噌同様、カチカチにはなりません。
ジップロック
などに入れて、平たく凍らせておくのが、自家用には一番だと思います。
必要量だけ、小さな入れ物に移して冷蔵保存。
そうすれば、長い間、きれいな色と柚子の風味が愉しめます。台所のテーブルの上に使いかけを放置するのであれば、手作りはお薦めしません。すぐに風味はなくなりますし、色も市販品同様の汚い色になってしまいます。
親戚に配ったり、人様に差し上げたりする時には、普段遣いに困るので、小さな瓶に入れています。
瓶と蓋には、必ずアルコール消毒をしています。我が家の小瓶にはもっぱら「酒悦」と書かれていますが・・・
手作りの
柚子胡椒が手に入った時には、
是非とも冷蔵庫にまめに入れて下さい。そうすれば、
柚子胡椒の本当の美味しさを長く愉しめると思います。

使い方の前に・・・
できたてはこんなにきれいな色をしています。お店で常温に置かれているものとは大違いです。
だから手作りがやめられないのですよね。一度この美味しさを知ってしまうと、市販品の色味や癖のある臭いが気になってしまいます。
作り方はいろいろとあるようで、皮をむかずにすり下ろす方法や、小さくするのに擂り粉木を使う方法などなど。我が家は包丁で下拵えした物を
フードプロセッサーでガーってやるだけですので、楽と言えば楽。毎年味が違うのですが、あまり小さくしない方が美味しいような気がします。
塩の分量も、皆さんいろいろと違うようですが、やはり20%以上は入っていないとなぁという感じですね。実は我が家で普段遣いしている柚子胡椒はいつも一年物。新しい物から人様に差し上げるので、前の年の余りを自家用にしているというわけです。
しかし、冷凍保存しているので、一年経っても色味も風味も落ちていません。
小さくするサイズ、柚子の色、青唐辛子か赤唐辛子か、どんな塩(我が家は粗塩を使っています)を使うのか・・・何通りでも味の違いが愉しめますよ。
柚子胡椒の使い方はいろいろ。
朝食で、間違いなく
おみそ汁に入れます。
汁物には必ず
柚子胡椒を入れます。
鍋物を食べる時にも、それぞれの器に入れます。
お醤油に柚子胡椒を溶かしても面白い。焼き肉にとても合います。
オリーブオイル
に溶かして、ドレッシングにしても美味しいです。
普通にパスタを作って、最後の最後、ゆで汁を入れて少し水分が多いところに
柚子胡椒を溶かしてあえると、これがまたたまらなく美味しい
和風パスタに仕上がります。
いろんなものに入れて、是非是非
柚子胡椒を愉しんで下さい!

以上が、平成21年10月現在の我が家の
柚子胡椒の作り方です。なにぶん、人に聴いてはあれこれ試して・・・の連続なので、何年かすると、全く違う作り方をしているかもしれません。要は、新鮮な柚子と青唐辛子に25%の粗塩さえあれば、誰にでも出来るということですね。
でもって、最近気になっているのが「
キリン 氷結 柚子 500ml×24缶」 氷結はいずれも美味ですが、柚子味があったなんて・・・!